社会

犯罪が低年齢化 法相「アセアンで問題共有を」 矯正後再犯率も高水準

投稿日:2017年7月6日 更新日:

 法務省児童・青少年監察保護局(DJOP)のカティヤ・ラタナディロック局長はこのほど開かれた「第15回少年司法制度における子どもへの犯罪撲滅シンポジウム」で、近年のタイの少年犯罪の傾向として、特に10~14歳の犯罪率が高く、全体として低年齢化していることを明らかにした。 
 DJOPによると、少年犯罪で多いのは薬物と盗難、暴行。2015年に犯罪を犯して逮捕された未成年は3万3121人で、そのうち再犯率は約2割の6302人に上る。再犯率の高い年齢は11歳と12歳で、特に都市部でその傾向が見られるという。
 「女性と子供の権利アセアン委員会」タイ代表のワンチャイ・ルヤナウォン氏は少年の再犯者は肉体的、性的虐待に苦しむケースが多く、両親の離婚率の上昇などが事態を深刻化させているとした。
 矯正プログラムを終了した少年の再犯率も約25%に上り、少年は矯正施設を出ても元の家庭環境に戻れば再犯に走る傾向が強いことが分かった。DJOPは矯正プログラムに家族を参加させることで再犯率を下げることを目指す。 
 また、スワパン・タンユワタナ法相は、犯罪を犯した少年は両親などから虐待を受ける危険性が高いことを明らかにし、同様の傾向は東南アジア諸国連合(アセアン)で共通に見られるため、周辺諸国で問題を共有し解決策を模索したいと語った。

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