社会

大規模な洪水被害  北部、東北部16県で

投稿日:2017年8月1日 更新日:

 北部や中部、東北部の上空を通過した熱帯低気圧の影響で、サコンナコン県やナコンラチャシマ県など16県で深刻な洪水被害が発生した。東北部サコンナコン県では過去20年で最大の洪水被害となり、プラユット首相は7月30日に県知事に対し被災者援助に注力するよう命じた。
 サコンナコン県では県庁所在地であるムアン郡で被害が拡大した。31日までに水は引き始めているが、完全に水が引くには10日ほど要するという。1日まで空港を閉鎖する。現在はペチャブン県のロムサック郡や同県ムアン郡での被害が拡大している。
 ロムサック郡では6500人の被災を確認しており、増水したパーサック川の影響でロムサック郡の下流にある県庁所在地のムアン郡に被害が拡大すると見ている。
■「政争の具にするな」
 洪水被害が拡大する中で、現政権に批判的なプアタイ党の政治家などが、住民への注意喚起を怠ったとしてプラユット首相への批判を強めている。サンスーン・ケーオガムヌート政府報道官はプラユット首相の言葉として「一部の政治家が洪水を政争の具にしようとしている」と反論していることを明らかにした。
 インラック前政権で副首相を務めたプロードプラソップ・スラワディ氏(11年の大洪水時の対策責任者)は「なぜ、現政権には洪水の警告を発する専門機関が存在しないのか」と批判。一方でサンスーン報道官は「気象局などを通じ、洪水被害に備えるように指示をしており、全ての自治体に対し、洪水被害を確認するように指示している」と述べた。
 洪水被害については内務省のクリサダー・ブンラート次官がタイ全土の県知事、自治体首長に洪水被害支援のための義援金を募るよう命じた。

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