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センシリと不動産開発 東急電鉄 街づくりノウハウ提供

投稿日:2017年8月9日 更新日:

 

 東急電鉄は8日、タイの住宅開発大手センシリ社とバンコクのエカマイ地区に低層コンドミニアムを開発すると発表した。東急電鉄は2014年からチョンブリ県シラチャーでサハ・グループと賃貸集合住宅を展開しているが、バンコクでの開発は初めて。BTSと共同で沿線の不動産開発や駅近郊のコミュニティ形成を進めるセンシリに、東急電鉄が持つ街づくりのノウハウを提供し、タイでの住宅需要を取り込む。

 プロジェクト規模は20億バーツで年内に着工する。7日には合弁会社「シリTKワン」を設立しており、出資比率はセンシリ社が70%、東急電鉄29%、サハ東急コーポレーションが1%を持つ。

 コンドミニアム名は「タカ・ハウス」。地上7階建て、8階建ての2棟から成る269戸で、9月16日から販売開始を予定している。販売価格は明らかにされていない。

 東急電鉄の星野俊幸取締役専務執行役員は「メコン圏の経済の中心であるタイは今後も安定的な経済成長が見込め、バンコクへの人口集中により住宅需要も高まる」と想定する。交通渋滞など大都市特有の問題への解決策や東急多摩田園都市に代表される郊外型開発のノウハウなどを提供できると説明した。

 センシリのウタイ・ウタイセンスックCOOは「住宅開発だけでなくライフスタイルを提供するセンシリと街づくりを得意とする東急電鉄の事業は共通しており、昨年末から交渉を進めてきた結果、共同開発に至った」と説明。コミュニティ開発の詳細は協議中としながらも、将来的には「大都会の中に小さな街を提供したい」と話した。 

 センシリは2014年からBTSと共同で鉄道沿線での不動産開発を進めており、これまでに22案件を手がけた。近年はBTSオンヌット駅近郊で住宅や商業施設、学校が集積する「T77」という街づくりにも着手している。(小沢蕗子)

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