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日用消費財が不振  今年上期、10年間で最低

投稿日:2017年9月1日 更新日:

 家庭用品、身の回り品、加工食品、飲み物など日常生活で短期間で消費を繰り返す日用消費財(FMCG)の今年上半期6カ月間の売り上げが前年同期比1%と10年間で最低に落ち込んでいることが市場調査会社、カンター・ワールドパネル・タイランドの調査で分かった。
 FMCGの売り上げが落ちている理由は、多くの世帯が負債を抱え、家計収支が赤字になり生活が苦しいためで、コメ、生鮮食料品など生活を支える基礎消費財への支出を確保するために日用品の購入を抑制する消費行動が広がっていることが背景にあるとみられる。
 カンター社のアイトゥアナート・ウティタナクン事業開発部長は「政府は消費の拡大を目指しているが、家計の負債が大きな障害になっている」と述べた。
 アイトゥアナート部長は「家計のやりくりが困難になって本当に必要なものだけを買う消費行動が強まり、FMCGが真っ先に節約の対象になっていることが不振と原因とみられる」と指摘した。
 さらに同部長は「同じ期間のコメ、ココナツミルクなど基礎消費財の購入は増えており、これは人々が外食を控えて自炊に切り替えていることを表している」と指摘した。
 タイの家計債務のGDP比は約80%で、台湾、インドネシア、シンガポールの40~60%よりも高い。

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