経済

タイ最大の宝石見本市 今年の宝石産業5%成長 税制優遇で宝石貿易のハブへ

投稿日:2017年2月24日 更新日:

 東南アジアで最大規模となる宝石見本市「第59回バンコク宝石・宝飾品フェア」が国際展示場インパクトで開かれている。宝石産業の税制優遇措置を決定したことも後押しし、今年は海外からの出展者が2割近く増加。26日までの5日間で来場者数2万3000人以上、170億バーツ規模の取引額を見込んでいる。   (小沢蕗子)

 同見本市は商業省国際貿易振興局(DITP)が主催し、国内外の宝飾品関連企業730社が2011のブースを出展している。
 政府は先月17日の閣議でタイを宝石・ジュエリーの世界的な交易センターにすることを目的とした税制優遇政策を決定。今年の宝石・ジュエリー産業の成長率を5%と予測し、金地金を含めた宝石・宝飾品の輸出目標額を170億㌦に設定した。金を除く今年の宝石・ジュエリーの輸出額は70億3200万㌦に上るとしている。
 昨年の宝石・ジュエリーの輸出額は前年から7%増の60億9700万㌦。当初の予測である10%増の70億9000万㌦には届かなかったが、高い成長率を維持している。金を含めた輸出額は前年から29・6%増加して140億2000万㌦だった。

 高品質な
 装飾品生産目指す

 税制優遇措置は事業者が熟練労働者を雇用することで、質の高いジュエリーと装飾品の生産を保護するために導入された。
 同措置では、事業者は労働省職能開発局に登録されている宝石加工の技術工の賃金について、実際かかる費用の2倍計上ができるようになる。このほかに、ジュエリーの原材料輸入にかかる関税を撤廃し、完成品の関税も20%から10%に引き下げる。さらに、原材料を扱う個人貿易業者に対する所得控除、輸入原材料と半完成品の付加価値税(ⅤAT)も免除される。
 また、同産業の中小企業に対して、昨年12月31日から今年の10月31日まで政府貯蓄銀行(GSB)を通して300億バーツの長期低利貸し付けを決定。既に事業者985人に対して計120億7000万バーツの貸付を実施した。
 タイの宝石・ジュエリー産業は生産高で世界8位。外国人観光客が購入する上位4商品に入る。同産業では3万7000件の事業者が90万人の雇用を創出している。

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