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タイ、2つ上がり32位 WEF世界競争力ランク 多くの項目で上昇 教育、インフラは下落

投稿日:2017年9月29日 更新日:

 ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF)が27日発表した今年の世界競争力ランキングで、タイは昨年から2つ順位を上げ、32位だった。アセアン(東南アジア諸国連合)ではシンガポール(3位)、マレーシア(23位)に次ぐ3位につけた。昨年からほとんどの項目で順位を上げたものの、教育やインフラに課題を残した。

 世界137の国や地域中、1位は9年連続でスイスとなった。2位に米国、3位シンガポール、4位オランダ、5位ドイツ、6位香港、7位スウェーデン、8位英国、10位フィンランド。最下位はイエメンだった。 
 タイについて評価が高かったのが、「マクロ経済環境」(9位)、「市場規模」(18位)。一方、低かったのは 「健康と初等教育」が90位で昨年から4位後退した。そのほか「機関」(78位)、「労働市場の効率性」(65位)など。「インフラ」は49位で昨年から6位下げた。
 ソムキット・チャトゥシーピタック副首相は結果を受けて、「過去2年間の政府の経済改革が功を奏し、ほとんどの項目で順位を上げている」と評価した一方で、「今後は特に評価が低かったデジタル発展や教育の改善を目指す」と述べた。
 さらに、私企業は国のデジタル化に対応するために既存のビジネスモデルを変革する必要があるとした。ソムキット副首相によると、すべての国営機関は今後2カ月以内にデジタル利用の改善について政府に報告書を提出する必要があるという。
 アセアン(東南アジア諸国連合)では、シンガポール、マレーシア、タイに次いで、インドネシアが36位、ブルネイ46位、ベトナム55位、フィリピン56位、カンボジア94位、ラオス98位と並んだ。
 そのほか、アジアの主な国や地域では、台湾が15位、韓国26位、インド40位だった。中国は新興5カ国(BRICS)内で最も高く、昨年から1つ順位を上げて 27位だった。日本は昨年から順位を1つ下げ、9位となった。WEFは、競争力を高めるためには労働市場と労働者保護の柔軟性が重要と指摘。今後はイノベーション能力が世界的な競争力を左右するとした。

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