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「日本の家庭料理」を  10種類のおばんざいに旨味、ダシ 「あんばい」オーナー 山上毅さん

投稿日:2017年3月2日 更新日:

 BTSプラカノン駅からスクムウィット通りソイ69を北に徒歩5分。ショップハウスが立ち並ぶタイの街の一角に日本語の看板が目立つ。円錐形の笠に覆われた白熱球が心地良く照らすカウンターに「あんばい」オーナー山上毅さん(46)が立つ。

 長身そして端正な顔立ちだ。山上さんは東京で26歳までモデルやバーテンダーとして働いた。その後、27歳で地元の神戸に戻りカフェの店長を経て、独立しバーを開業した。バー開店後は和食、カフェなど様々なジャンルの飲食店を計12店舗立ち上げた。「あんばい」という店名は色々な意味で丁度いい具合にという意味なのだそうだ。
 1階はカウンター席、2階がテーブル席となっており、1人でも、複数人で来ても食事が楽しめるような店。「気軽に来てもらえる店を目指している」と山上さんは言う。

■予想外のバンコク開店
 バンコクでの開店は予想外だった。4年前に知り合いのミャンマー人と再会し、和食のお店をヤンゴンで開かないかと誘われた。その後の2年間、ミャンマーへ7回も足を運んで事前調査したが、開店するのは困難と判断した。その視察の際、乗り継ぎで度々バンコクを訪れた。その時にバンコクで知り合った飲食店仲間から折角ならバンコクで店を開いたらと誘われ、これから開発が進みそうなプラカノン駅周辺に候補地を絞り込んだ。そして2015年12月に開店した。
 山上さんは「バンコクには日本料理が多くあるが、日本で普段食べるような日常的な料理は少ない」と語る。野菜不足になりがちなタイに住む邦人のために日本で食べる「家庭の味」を提供したいと考え、バンコクに住む日本人の料理人や友人らと土日限定で野菜中心の10種類のおばんざい食べ放題の定食を考案した。料理のこだわりは日本料理の基本であるダシ、そして旨味を大事にしていることだ。

■挑戦し続けるのが大事
 将来はマッサージ店の経営も考えていると言う。「安いけどサービスは日本のクオリティー」を売りに新しい分野に挑みたいという。「挫折してもいい、ただ諦めるのはダメ。だめだったら将来を見据えながら違うことに挑戦し続けることが大事」と述べる。これからも良い「あんばい」の店を開いていきたいと抱負を語った。

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