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【日タイ交差点】「一歩前に出るサービス」を タイでグローバルな対応学ぶ 新横浜プリンスホテル 大谷賢太さん

投稿日:2017年4月20日 更新日:

 「一歩前に出るサービスは日本にない特徴です」。日本の新横浜プリンスホテルからドゥシット・インターナショナルが経営するバンコクのホテルに2月から約2カ月間、ホテルマンとして研修に来た大谷賢太さん(25)。タイに来てから日本とは異なる文化に出合い、ホテルマンとしてのサービスに新たな可能性を感じている。

 「何かお困りのことはありませんか」。フロントやベルボーイなどタイでは日本と同様のホテル業務をこなす大谷さんが積極的に外国人客に話しかける。「日本では顧客の要望を聞いてから動いたり、困っている様子を見てから動いたりする『一歩下がったサービス』が良いとされていますが、タイでは逆です」と話す。
 日本に比べるとタイでは親しみやすく、友好的な人が多いと感じる中で、その気質がホテルのサービスにも表れているためだ。
 2020年に東京オリンピックを控え、外国人観光客の大幅増が見込まれる中で大谷さんは「外国人、特に東南アジアからのお客様には積極的な対応が必要と感じた」と異なる文化的背景を持つ客に合わせたグローバルな対応を学び、研修の手応えを示す。
 ただその中でもタイでは「サービスが過剰になりすぎている」面もあると感じており、日本とタイの良い面を捉えている大谷さん独自の接客で、よりよい形を日本に帰って伝えていきたいという。
 今後ますます日本への外国人観光客が増えていく中で重要となる、国内外を知った「おもてなし」サービス。各国と実際に交流することを通じて、日本の国際化を図る取り組みが始まっている。(高橋佳久)

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